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漫画「GANTZ:G」を読んだ感想!3巻で打ち切りの理由とは?

漫画「GANTZ:G」を読んだ感想!3巻で打ち切りの理由とは?

漫画「GANTZ:G」を読んだ感想・レビューをします。

奥浩哉先生の人気漫画「GANTZ」のスピンオフとして描かれたこの作品。全3巻と少ない巻数で完結を迎えましたが、なぜたった3巻で終わってしまったのか…

打ち切りの理由(そもそも打ち切りなのか)や口コミなどもまとめたいと思います。

※一部ネタバレを含みます。

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大人気漫画「GANTZ」のスピンオフ作品「GANTZ:G」

「GANTZ」と言えばアニメ化も映画化もゲーム化もされてシリーズ累計発行部数は2,400万部を突破した大人気作品ですが、そのGANTZにスピンオフ作品があることをご存知でしょうか。

それがこちらの「GANTZ:G」です。

漫画「GANTZ:G」を読んだ感想!3巻で打ち切りの理由とは?

表紙もまんまGANTZ。

GANTZファンならスピンオフがあったこともご存知かと思いますが、もしかしたら初めて知った人もいるかもしれません。

というのも、オリジナルのほうは全37巻も続いた大作なのに対し、スピンオフのGANTZ:Gはたったの3巻で完結しました。

漫画「GANTZ:G」を読んだ感想!3巻で打ち切りの理由とは?

私はGANTZ:Gが当時連載していたことは知っていたのですが、普段読むことがない月刊誌(ミラクルジャンプ)だったので「完結してから読もう」くらいに思っていました。

それから月日が経ち「あれ?そういえばGANTZ:Gってどうなったんだ?」と思い調べたら、すでに連載終了とのこと…(笑)

あまりにも少ない巻数で驚きましたが、とりあえず気になっていたので読んでみることにしました。

「GANTZ:G」を読んだ感想・レビュー

ちなみに私ももちろんオリジナルの方は全て読みました。

1巻から非常に面白くてGANTZの世界にどんどんのめり込んでいきましたが、個人的なGANTZのピークは大阪編までです。最後のカタストロフィ編は読まなくてもいいかなくらいに思っています。

GANTZはあの日常感がありながら突如として訪れる非日常感と緊張感がとても好きだったのですが、◯◯星人を討伐しなくなってからは私の中ではGANTZではなくなりました。あと吸血鬼もいらなかった。

それでも本当に面白い作品だと思うので、読んだことがない人はぜひ読んでほしい作品の1つですね。

そんなGANTZのスピンオフ「GANTZ:G」ですが、内容の方はどうだったのか…

スピンオフなので脚本も作画もまったく違う人による作品なのですが、私としてはそれっぽくしている作画がどうしても違和感を感じてしまいました…

それなりに似せてきてはいるものの、なんだかちょっと受け付けないと言いますか、奥浩哉先生の描くキャラクターが好きだからこそどうしても違和感を感じてしまったんですよね(作画だけで読みたくないと思うほどのものではありませんが)

GANTZ:Gは表紙にいる女の子が主人公で、名前は「黒名 蛍(くろな けい)」でオリジナルの「玄野 計(くろの けい)」と読み方がほぼ同じ。見た目はオリジナルにいた岸本に似ています。

ただ中身のほうは玄野とは違い、正義感に溢れる仲間思いでまるで加藤勝のようです。

そんなオリジナルの初期のほうでメインキャラだった3人を詰め合わせたようなキャラクターですが、このGANTZ:Gは主人公を含む女子高生たちがメインで戦います。

物語は交通事故から始まり、おなじみの転送→星人バトルが展開されますが、基本的なルールはオリジナルに忠実なので、ストーリーに関しては抵抗なく読み進めることができます。

私もサクサクと読み進めてあっという間に読了。3巻までなので各キャラの掘り下げはほぼなく、楽しみだった星人もたったの2体だけでした。

星人は「けだもの星人」と「はんぎょじん星人」の2体が登場しますが、2体目のはんぎょじん星人がオリジナルのぬらりひょん並みに無敵感がすごく、連載当時はあまりの強さに読んでいる人も「こいつ倒したら作品終わるんじゃね?」なんて思った人もいるのではないでしょうか。

登場人物の中に藤本と我孫子というクリア経験済みの二人組みがいるのですが、この藤本が転送直後にはんぎょじん星人に瞬殺されるシーンは個人的に好きでした。

転送前に「これで100点だな」なんて死亡フラグをプンプンに匂わせてはいましたが、ああいったクリア経験があってZガンまで所持している自信満々の実力者がやられる絶望感はいいですね。オリジナルの大阪編で岡八郎がぬらりひょんにやられるシーンも好きでした。

最終的にはんぎょじん星人をメインキャラの一人が倒して100点を取り(倒し方はぶっちゃけよく分からんかったw)、主人公の幼馴染を生き返らせて物語は終わりますが、終わり方としては打ち切り感がすごかったですね。

個人的には、色々とオリジナルには遠く及ばないものの、続きがあったら読もうかなぁくらいの作品でした。

口コミでは酷評が多い?

ネットで口コミも色々書かれていますが、評価はどちらかと言えば「残念」の声のほうが多い印象です。

私のように「作画が無理」という人もいれば、「GANTZではない」とハッキリ否定している人もいたり、オリジナルがあれだけ面白かっただけにがっかりした人が多いようです。

それでも作品が3巻で終わってしまったことにショックを受けている人もちらほらいたので、やはり原作の面白さはすごいですね。

「GANTZ:G」はなぜ連載終了したのか

そもそもなぜ3巻で終わってしまったのか。打ち切りになった理由は何なのか。いや、そもそも打ち切りなのかどうかについて考察していきましょう。

色々調べてみた結果、一番有力っぽかったのが「宣伝用だった」という見方です。

つまりなぜ3巻で終わったのか明確な理由は不明で、真相は闇の中でした。

もしかしたら何かのインタビューや雑誌記事などで終わった理由が書かれた可能性もあるかもしれませんが、調べた限りではそういった情報は出てきませんでしたね。

ちなみに宣伝用というのは、当時公開予定だった「GANTZ:O」が関係しているとかしていないとか…

何にせよ続きがあれば読もうとは思っていたので、どちらかと言えば私も連載終了は残念でした。

GANTZはテーマが面白いから続編を望む声は多い

人類が未知の生物と戦うテーマは鉄板と言いますか、人間が圧倒的な化け物に慄き蹂躙される作品って結構面白さが約束されていると思うんですよ。進撃の巨人然り寄生獣然り。

その中でもGANTZは、ネギ星人とか田中星人とか、とにかく敵が奇妙奇天烈で本当に続きが読みたくなるような作品だと思います。

毎回「次はどんな星人が出てくるんだろう」と楽しみで仕方なかったのですが、期待していたGANTZ:Gも星人は2体だけで最後のサムライ星人も拝むことなく終了…

ですがそれからおよそ3年後、新たなスピンオフとしてGANTZ:Eの連載が始まりました。

まとめ

「GANTZ」のスピンオフ作品「GANTZ:G」ですが、オリジナルのクオリティには遠く及ばないものの、それなりにはGANTZの設定で描かれていたため続きがあれば読みたいと思える作品でした。

3巻までなので存在感の薄いキャラが多く(主人公以外は名前すらもう曖昧…笑)、期待していた星人も2体までと残念に感じた部分もありますが、はんぎょじん星人編での絶望感はオリジナルを彷彿とさせる緊迫感があります。まあそれでも千手観音ほどではありませんが(笑)

また、連載が終了した理由こそ不明ではありますが、GANTZは作品柄いくらでもスピンオフが描ける作品ということもあってか、GANTZ:Gが連載終了してからおよそ3年後に「GANTZ:E」が新たに週刊ヤングジャンプにて連載開始となりました。

以下の記事ではGANTZ:Eの感想・レビューを書いているので、ぜひこちらもご覧ください。

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