漫画「GANTZ:E」を読んだ感想・レビューをまとめます。
今までのGANTZシリーズとは違い、舞台はまさかの時代劇!星人を倒す基本的なGANTZの流れはそのままですが、登場人物は全員百姓や武士で、星人までその時代に合わせたような星人に!
GANTZ×時代劇は果たして面白いのだろうか…
※一部ネタバレを含みます。
GANTZのスピンオフ作品の第二弾「GANTZ:E」
このブログでは以前に「GANTZ:G」というGANTZのスピンオフ作品をレビューしたことがあります。以下の記事です。
漫画「GANTZ:G」を読んだ感想!3巻で打ち切りの理由とは?
巻数はたったの3巻で連載終了となりましたが、個人的にはあのGANTZのスピンオフということでそれなりに楽しめました。
上のレビュー記事内でも書きましたが、GANTZはテーマ上いくらでもスピンオフできるのでまた新しいのが見たいな〜なんて思っていたところ…まさかのあったんですね!新たなGANTZが!(笑)
「GANTZ:E」!
こちらは2020年の6月頃から週刊ヤングジャンプで連載しているとのことで、私は週刊誌も月刊誌も読まないので知りませんでした(笑)
ヤングジャンプってことはオリジナルが連載していた週刊誌で再びGANTZが始まったんですねぇ…GANTZ:Gの方はミラクルジャンプでの連載だったので。
そんなわけで早速読んでみました!
「GANTZ:E」を読んだ感想・レビュー!舞台に衝撃!
GANTZ:Eの舞台はなんと…時代劇!!なんで?!ww
やはり初見の人はこれが一番の衝撃ですよね…どうして昔が舞台になったのか…一応3作品目だから大きな変化をつけようってこと?
うーん、私は普通にまた現代を舞台にしてやってほしかった。
具体的にいつ頃の時代かは明記されていないので分かりませんが、百姓だの武士だの姫だのと、とにかく昔なので言葉遣いも当時のものを再現しています。
主人公は半兵衛と政吉のイケメン大男二人で、冒頭ですぐに川で溺れてGANTZの世界へ行くことになります。早々に亡くなるのはおなじみですね。
そしておなじみのGANTZ経験者がスーツを着ることを促すシーンに入ります。お咲という名前のキャラクターで髪が金髪?の男を装った女の子です。このキャラクターだけ時代に合っているようには見えません(笑)
この金髪女の子は、もしかして後ほどストーリーで何か大きな鍵を握っていたりして…
このキャラだけなぜか言葉遣いもほとんど訛ってないし…
時代劇なのでGANTZから流れる歌もラジオ体操の歌から「佐渡おけさ」という歌に変わっており、ここで楽しみの1つである星人発表!
しょっぱなの星人は「宮本武蔵」!
星人もそうなっちゃうのねww
星人の画像も昔風のタッチになってる(笑)
実際戦ったのも武士みたいな巨人数体でしたが、宮本武蔵だけ電撃を使うような能力があって星人感がありました。
さすがボスということもあって主人公たちも苦戦するのですが、ピンチになって現れるのがまさかのハードスーツ組!(笑)
えぇ!?2巻からもうハードスーツとかバイクとか、なんなら巨大ロボットまで登場するのか!
展開の早さがすごい…(笑)
結局、何周もクリアしているベテラン勢が宮本武蔵を瞬殺して次の星人へと物語は進んでいきます。
このブログを書いている時点ではまだ連載が始まったばかりなので書けることにも限界はありますが、時代背景が昔ということ以外はGANTZをやっている感じです。
基本的なルールや武器もそのままですし、とっつきにくさはそこまでありません。
ただ、やはりこの時代劇という設定が大きなポイントでしょうね。前述しましたが私は微妙に感じています。
昔を知る人間ではないし、オリジナルやGANTZ:Gのように現代を舞台にした方が物語には入りやすいし親しみやすい。
一応完結するまでは読んでみようかなぁとは思っていますが、3巻時点ではGANTZ:Gの方が好きです。
歴史上有名人の星人縛りが続くのか…?
星人が宮本武蔵や佐々木小次郎、おこりんぼう星人のような仏像系となると、じゃあ今後も石川五右衛門とか伊達政宗とか、時代に合わせた星人になっていくのかな…?それはそれでどうなんだろう。
私はオリジナルの田中星人とかチビ星人とかぶっ飛んだ星人が好きだったので、そういう奇抜さがなくなってしまうのが残念に感じています。
例えば田中星人って聞いてどんな想像ができますか?全く想像がつかないのが面白い要素の1つなのに、宮本武蔵って言われたら大体予想がつくじゃないですか。刀を使うんだろうな〜とか。なんとなくの風貌とか。
星人にそういう縛りを作ってしまうという意味では、やっぱり古い時代を舞台にしたのは微妙なんですよね。
もちろんそんな縛りを作っているなんてどこかに書かれているわけではないので、今後は大きく変わっていく可能性もありそうですが、今のところオリジナルみたいにぶっ飛んだ展開はありません。
作画は「GANTZ:G」以上にGANTZ
個人的にあまり評価が高くないGANTZ:Eですが、唯一評価できるのは作画です。
作画に関してはGANTZ:Gより良い!(笑)
GANTZ:Gはどうしてもパチモン感が抜けませんでしたが、GANTZ:Eはオリジナルにかなり近い印象を受けます。
作画は花月仁先生によるものですが、ここまで一目でGANTZだと分かる作画はすごいですね!
まとめ
GANTZのスピンオフ作品第二弾となる「GANTZ:E」ですが、作画は違和感がないほどオリジナルに近くて良い一方、初の時代劇作品が個人的にはあまり刺さっていない印象でした。
ブログを書いている時点ではまだ巻数も少ないためざっくりとした評価にはなりますが、これから大きな展開もなくただ時代劇が続くとなると、GANTZ:G以上に微妙な作品になってしまうのではないだろうか…
星人も歴史上の人物たちをただ出していくだけではインパクトが弱いし、早い段階からハードスーツやZガンを出しているのでそれ以上の何かを期待したいところです。
管理人
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