ベルセルク42巻を読んだ感想をまとめます。
作画はどうなのか、三浦建太郎先生不在の影響がどれほど出ているのか、世間の口コミや反応も調査したので、ベルセルクの続きが気になる人はぜひご覧ください。
森恒二先生やスタジオ我画のスタッフさんには、ベルセルクのいちファンとして感謝しかありません。
管理人
ベルセルクの続きが描かれることについて
忘れもしない2021年5月6日、ベルセルクの生みの親である三浦建太郎先生が亡くなられた日です。当時はSNSで三浦建太郎先生の名前がトレンドしているのを目にし、「なんだろう、ベルセルクの何か新しい情報？」とか思いましたが、タップするとまさかの訃報。衝撃のあまり大きな声が出たのを覚えています。
私は子供のころからベルセルクの大ファンで、単行本はボロボロになるくらい何度も読み返しました。本当に大好きな漫画TOP3に入る作品です。
会ったことも話したこともない人の訃報でここまでショックを受けたのは初めてで、大好きな漫画の続きをもう永遠に読むことができない、結末を知ることができない事実にしばらく何も手がつきませんでした。それはもう心にぽっかりと穴が空いてしまったように…
それからしばらくして、また声が出るくらい驚いたのが、三浦建太郎先生の親友と言われる森恒二先生とスタジオ我画のスタッフさんがベルセルクの続きを描くと発表されたことです！
この決断に至るまでにどれだけの話し合いがあったのか…私なんかにはわかりようもありませんが、森恒二先生は三浦建太郎先生からベルセルクの結末を聞いているとのことなので、どんな形であろうとベルセルクの最後を見届けられるだけで涙が出る嬉しさです。
管理人
三浦建太郎先生が逝去してから約2年後にベルセルク42巻が発売
ベルセルクの単行本を探して購入してきました。
グリフィスがキャスカを抱えていますが、一体どんな展開になるのか…
見開きにはこのようなカラーページが。
管理人
ベルセルク42巻が発売されるにあたって、森恒二先生からもコメントがありました。
森は「ここから先は三浦不在のベルセルクです」と述べ、自身でさえも受け入れ難い気持ちがあると明かす。しかし「私こそが三浦原理主義者であり崇拝者なのです」と続ける。一番近くにいた者、そして親友として「三浦が描き上げようとした物語を放っておくことはできません」と語り、ファンに対して連載することへの許しを得たい旨と、感謝の言葉を伝えた。
ファンに向けてこんなふうにコメントされるのも嬉しいですよね。そのまま未完の大作として終われば誰も批判的なことは言いませんが、別の誰かが続きを描こうとすれば一部ファンからは必ず批判的なことを言われてしまいます。
批判されることを覚悟の上で決断したのは、本当に三浦先生にとって身近であり特別な人だからですよね。普通なら周りの人間は亡くなったことを惜しむだけです。
もちろん作画を務めるスタジオ我画のスタッフさんにも頭が下がる思いで、あの唯一無二の三浦先生の画力を本人不在で再現なんて、傍から見たら不可能にしか思えません。
作画についてもきっとファンからはいろいろな声があるとは思いますが、本当に心の底から応援しています。
ベルセルク42巻を読んだ感想
読みました…ベルセルク42巻を読み終えました。
率直な感想としては…
管理人
原作者不在でこれだけ描くことができたら、ほとんどのファンはスタンディングオベーションですよ。
私は続きが読める嬉しい気持ちがある反面、やはりまったくの別物に感じるんじゃないかと不安もありました。
42巻のストーリーは謎の少年がグリフィスに姿を変えたところから始まりますが、突如現れたグリフィスにガッツは斬りかかろうとするも、グリフィスはその刃を軽くかわし、あとから来たゾッドとともにキャスカを連れ去ります。
ガッツはグリフィスとの間に圧倒的な力の差を感じたのか心が折れてしまい、ファルコニアに連れていかれたキャスカも一旦は謎の精神状態のまま過ごそうとしますが、衛兵を切りつけてそこから逃げ出そうとします。
その後、グリフィスが現れた影響なのか妖精島が崩壊し始め、ガッツ一行は船に乗って脱出しますが、突然クシャーンらしき集団に襲撃されました。
心が折れたガッツは狂戦士の甲冑に支配されそうになりますが、意識がなくなり倒れているところをクシャーン集団に発見されて42巻は終わります。
全体的な物語に関しては比較的セリフが少なめで、キャラクターの動きや表情からある程度読者に解釈の判断を委ねているようにも見えました。
ここまで魑魅魍魎の使徒や使徒もどきと命がけで戦ってきたガッツのメンタルが一瞬でヘラったことについては、哀しげな表情といい少し違和感はありますが、ガッツというキャラクター自体は初期で伯爵の使徒もどきを倒したあとに娘のテレジアとのやりとりで似たような表情をしたことがあります。
今回のケースと心情は違いますが、ガッツには意外とこういう一面もあります。
作画に関しては、こちらも正直に言えばもちろん違和感はあります。ですがそれはもう仕方がありません。描いている人が違うのだから当たり前です。
参考までに、以下に42巻のコマをいくつかご紹介します。
作画の再現度すごいですよね！初見なら41巻と42巻の違いはわからないのではないでしょうか。
こういうコマだとほとんど違和感は感じませんが、散々ベルセルクを読んできた人間からすると、少し遠目に描かれたキャラの顔であったり（ロクスとかグルンベルドとか）、ガッツの顔の描き方に違和感のあるコマがあります。
管理人
ベルセルク42巻について世間の口コミ・評価を調べてみた
ベルセルク42巻について、世間の口コミ・評価を調べてみました。以下にいくつかご紹介します。
- 全体的にベルセルクの世界観を壊さず描かれていて嬉しい
- メンヘラガッツに違和感を感じざるを得ない
- 今までワクワクして読んでいたように、42巻を読んでもこれからの物語にワクワクできる
- 作画の違和感が気になって物語に集中できない…
- 長年のベルセルクファンとして楽しめた！本当に応援してます！
- 戦闘シーンに迫力が足りない
- ここまでの完成度で描いてくれて森先生にもスタッフにも感謝しかない
管理人
ストーリーに関しては心が折れたガッツに違和感を感じる人が少なからずいて、作画に関しては一部でモヤモヤしている人がいるものの、大半の人は「すごい！」「ベルセルクの世界が見事に描かれている！」と称賛されています。
私も42巻を読み終えて、次の43巻を読むかどうか聞かれたら、間違いなく読みます。43巻が楽しみです。
それに42巻は三浦先生不在の最初の巻だから違和感も強目に感じてしまうだけであって、これが43巻44巻45巻と続いていくうちに、その違和感もどんどん薄れていくと思っています。
まとめ
ベルセルク42巻を読んだ感想をまとめましたが、作画など少し違和感を感じる部分はあるものの、森先生とスタッフのみなさんには感謝しかなく、最後まで見届けたい気持ちがさらに強くなりました。
三浦先生がこの壮大な物語に一体どんな結末を用意していたのか、どんな構想を練っていたのか、ガッツ・グリフィス・キャスカの3人がそれぞれどうなっていくのかワクワクが止まりません。
漫画家は健在にもかかわらず死亡説が流れるくらい激務で忙しいとよく耳にしますが、本当に体調には気をつけてほしいですね。完結まで応援しています！
管理人
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