青のエクソシストの作者死亡説が流れる理由について、過去のツイッターや漫画家という仕事柄の不健康事情が大きな影響となったようです。
ベルセルクの三浦建太郎先生も過酷な漫画家人生を歩んでいました。
グーグルのサジェストで、なぜ「青のエクソシスト 作者 死亡」と表示されるか気になる人は参考にしてみてください。
管理人
青のエクソシストの作者死亡説が流れる理由について
青のエクソシストといえばジャンプスクエアで連載する大人気の漫画ですが、その漫画の作者についてなぜかネット上では「死亡説」が流れたことがあります。
当然ですがそのような事実は一切なく、作者である加藤和恵先生は体調不良でもないとのこと。
しかしグーグルの検索窓に「青のエクソシスト 作者」と入れると、続けて「青のエクソシスト 作者 死亡」といったサジェスト(検索候補)が表示されるようになっています。
この理由については、以下のようなことが原因になっている可能性があります。
- 青のエクソシストが休載する
- 休載理由を知らない読者が心配・不安になる
- ネットで青のエクソシストについて調べる
- 「青のエクソシスト 作者 死亡」のサジェストを見つける
- 「青のエクソシスト 作者 死亡」のキーワードで検索結果を表示させる
- グーグルのサジェスト機能が「青のエクソシスト 作者 死亡」で調べる人が多いと処理する
- 結果「青のエクソシスト 作者 死亡」がサジェストのトップに固定されてしまう
以上が青のエクソシスト作者死亡説の真相です。これが大きな理由となり、根も葉もない噂となった可能性が高いでしょう。
青のエクソシストの休載に関しては、過去にツイッター上でも加藤和恵先生のアカウントがこのようにツイートされたことがあります。
急なお知らせで申し訳ありません。
2ヶ月の長めのお休みをいただきます!理由は、シンプルに12年分の疲れが爆発してしまったもので、体調不良というわけではありません。現在は休暇中で、とても元気に過ごさせてもらってます。(1/2続く)(加藤)
— 加藤和恵 (@katohhhhhh) February 1, 2021
こちらは2021年のツイートで、2023年には以下のようなツイートもされています。
2ヶ月休載させていただきます。
次の話の作画量が1ヶ月分を超えてしまったためと、オーバーワークを調整するためで、体調は問題ありません。元気に仕事させていただいてます!
また少しお待たせしてしまいますがよろしくお願いします…!!(加藤) https://t.co/X7SzIkRu4p— 加藤和恵 (@katohhhhhh) January 30, 2023
このように、青のエクソシストは過去に何度か休載がありました。
加藤和恵先生は読者を心配させないために「体調不良ではありません」と書かれていますが、ツイートを知らない読者は休載理由がわからないため、「まさか…!」なんて過剰に不安に思ってしまったのでしょう。
体調不良だと勘違いしてしまうと最悪のことも想像してしまうのが人間なので、上記のような内容で検索する読者が多かったのだと思います。逆を言えば休載していない漫画家がこのような噂をされることはありません。
管理人
漫画家=不健康と思われる過酷な労働環境
漫画家といえば不健康なイメージを抱く人も少なくありません。というのも、一日中デスクに向かって座りっぱなしなので、運動不足などがたたりあらゆる生活習慣病のリスクがあります。
特に漫画家の場合は締め切りがあるため、一般的なデスクワークに比べて作業する時間も大変長くなります。
運動はおろか、睡眠や食事の時間もろくに取れず、本人が気づかぬうちに病が体を蝕んでしまうケースもあるでしょう。
過去に多くのファンが悲しんだ出来事といえば、ベルセルクの作者である三浦建太郎先生が急性大動脈解離のために亡くなられたことです。
ベルセルクは言わずと知れた大人気作品ですが、その裏で三浦建太郎先生の私生活はすさまじいものでした。
ベルセルクの作者も目を疑いたくなるようなオーバーワークだった
三浦建太郎先生は54歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、ベルセルクの連載時から目を疑いたくなるようなオーバーワークが続いていました。
以下は巻末コメントで書かれていたものです。一部ご紹介します。
- 平均睡眠時間が4時間以下
- 2日連続で休んだことは4年間で一度もない
- 一週間で一度も外出していない
- 栄養補給は基本カロリーメイト
- 何もしていないのに5キロ痩せる
- 1か月で2回も風邪を引く
- あまりにも人と会わないからうまく口が回らない
- チョコレートが貴重な食料
- 過労で何度も倒れている
これら一部のコメントだけでも、如何にやばい私生活だったかわかると思います。
どれも信じられないような内容ですが、4年間で2日連続の休日が一度もないことや、1か月で2回も風邪を引いてしまう極端な体の弱り具合も、常人には考えられません。
過労で何度も倒れているのはもうドクターストップでしょう。
読者も心配になるほどの度重なるオーバーワークで、体に何も影響がなかったとは思えません。
実際、生前の対談やインタビューの中で、三浦建太郎先生は体や健康について度々口にされたことがあります。例えばこちら。
楽しいことばっかりだから1日中マンガのことばかりで、人らしい生活をいい加減にしちゃってるところがあります……あ、そういえば時間が欲しい。時間がない、寿命が来る、体力が落ちてきたというのは苦しみかな……。
このように時間が足りないことや、「生きている間にすべてを出せるのか…」なんて不安も話されていました。
ただ一方で、大好きな漫画に没頭していた時間が幸せだったように感じるコメントも多かった印象です。
他にはこのような発言も。
まあ人生100年とかいうから、気を付けていけば。90歳でもバリバリに働いている人もいるんだから。
三浦建太郎先生は運動不足を解消するためかジム通いもされていたそうですが、気をつけていても防げなかった病が本当に悔しい限りです。
「未完の大作」となってしまいましたが、その後連載時に関わっていたアシスタントさんと親友である森恒二先生の協力で物語の続きが描かれることが決まっています。
この連載再開にはさまざま声があるかもしれませんが、ベルセルクを読んで育った私としては、涙が出るくらい嬉しいことでした。
三浦建太郎先生が命を削り、生涯をかけて描いた物語を、最後まで絶対に見届けたいと思います。
まとめ
青のエクソシストの作者について、ネット上でなぜか死亡説が流れた真相をまとめましたが、理由は過去何度かある休載と漫画家という不健康な仕事柄が影響した可能性があります。
グーグルのサジェスト機能は検索数の多いキーワードを検索候補として表示するようになっていますが、「青のエクソシスト 作者 死亡」がサジェストのトップに表示されるようになっているため、多くの読者が心配や不安になったのでしょう。
ベルセルクの作者もそうでしたが、実際に人気漫画家が体調不良で休載することは珍しくありません。
オーバーワークになりがちな職業だからこそ、どれだけ続きが気になる多くのファンがいても、休養をとりながら完結へ向かっていってほしいと思います。
管理人