映画「天気の子」はつまらないのか面白いのかガチレビューしてみました。
あくまで私個人が思ったことで、誰かの意見を参考にはしていません。あらすじに関しても全く知らない状態で観ました。
それらを踏まえた上で、ただの凡人が偉そうに良い点も悪い点も色々言いたいと思います(笑)
特に大きく分けて「ストーリー展開」「声優(キャスト)の演技」「映像・作画」の3つについて書いていきましょう。ネタバレを含むので、知りたくない人はぜひ視聴した後に読んでいただけたら幸いです。
「君の名は」大ヒット後の待望の新作
新海誠監督の超ヒット作「君の名は」の次回作となる映画「天気の子」を観ました。
それほど大きくない映画館でもめちゃくちゃ推されていて、専用のPOPとかパネルも色々あります。こんな横断幕もありました。
興行収入が約250億円というメガヒット後の作品ですもんね…期待の声が高まって当然なのでしょう。
ちなみに「君の名は」は映画館では観ていませんが地上波では観ています。そちらの感想としては、ちょいちょい気持ちの悪い描写が気にはなりましたが、さすがデジタル技術で評されているだけあって、美しい作画を視覚的に楽しむことができました。
特にファンではない人間から観た「天気の子」の批評
私は特に新海誠監督のファンではありませんし、過去の作品もほとんど観ていません。ですがもちろんアンチでもありません。
ファン目線で観るとほとんどの場合「良かった!」で終わると思いますが、そうではない人はおそらく色々感想があると思います。
そんな目線で3つの項目ごとに批評していきましょう。
ストーリー展開
まずは天気の子のストーリー(脚本)です。
ざっくり説明すると、天気を操れるヒロイン(天野陽菜)が東京の異常気象を元に戻すため人柱として犠牲になろうとしますが、それを主人公の男の子(森嶋帆高)が止めるという話です。ファンタジー要素を入れつつ、この二人を取り巻く人間模様も描かれています。
つまりこういうことです。
↓
男の子「犠牲になんかならなくていい!」
↓
ハッピーエンド
うーん…なんとも既視感のあるストーリー展開ではないでしょうか。ストーリーだけではなんら真新しさを感じません。
ラストの二人が空から落ちてくるところなんかも、幾度となく観てきたようなシーンです(千と千尋とかエウレカとか)。感動を誘う演出としては鉄板なのでしょう。
でもこれが若年層にはウケるんです。ターゲットは間違いなく10代や20代前半くらいの若い人たち。
アラサーの私にはなかなか観ていてキツいものがありました。でもそれは逆に、私があと5年10年若かったらおそらくもっと楽しめたとも思います。
また、よく話題になるのが新海誠監督独特のちょっと気持ち悪い描写です。「君の名は」の時も口噛み酒のシーンで姉妹のやりとりについて色々言われていましたが、今回も要所要所で必要ないだろって感じの描写があります。
映画館には子供連れの人も多かったので、そういうのを観せたり聞かせるのはどうなのだろうか…
あと、「君の名は」の主人公二人を少しだけ登場させるファンサービスもありました。
声優(キャスト)の演技力
声優の演技についてですが、声を当てているキャストは映画を観る前のPOPで見てしまったので、誰がどのキャラクターを演じているかはすぐに分かりました。
その上で思ったのが、とりあえず主人公の二人は0点。100点満点で0点です。
それだけメインのキャラは下手くそだったわけですが、驚いたのが脇を固めるキャストが豪華なんですね。
梶裕貴や花澤香菜、野沢雅子など、ちゃんとしたプロの声優も起用しているではないですか!
ただ、それだけになおさら素人のゴミみたいな演技がより際立ってしまうという残念な結果に…
主人公の年齢が15歳や16歳など若いので初々しい感じを出したいのか分かりませんが、聞くに耐えないレベルの酷さです。
プロの声優以外にも芸能人で本田翼や小栗旬も声をあてていますが、小栗旬はまだ良いとして本田翼は腰を抜かすほど下手で驚きました。自分なら黒歴史で作品を観れなくなります。
宣伝しやすいために芸能人を使うのかそういった芸能事情は知りませんが、本当に作品を台無しにする可能性が高く、過去にもそういった作品は数多くあります。
芸能人でも声の演技が上手い役者さんであれば良いと思いますが、「今売れているから」「事務所が推しているから」という理由だけで起用するのは観る側としてはそれだけで観る気が失せます。
「天気の子」はそういった前例に倣い、メインの男の子と女の子の演技は残念極まりないものとなりました。
ちなみに、個人的には刑事のキャラのイメージが全然梶裕貴ではなかったんだが…(笑)
映像・作画
「天気の子」の映像美はとても見応えのあるものでした。むしろこれを観に来たと言ってもいいでしょう。
歌舞伎町など新宿の再現度というか写実性がとてつもなく高く、アニメーションの域を超えているクオリティだと思います。
新海誠監督といえばデジタル作画技術に長けていることで知られていますが、本当に美しい風景を描かれているので私はストーリーやキャラクターよりそっちが気になりました。
「なら映画観ないで画集でいいじゃん」と言われたら…確かに。
まるでディズニー映画のような音楽の挿入
ストーリーや声優以外でも気になったことといえば、話が進む中でいちいち歌が入るということ。まるでディズニー映画のようです。
しかもいきなり大音量で入ってくるのでちょっとびっくりします。
RADWIMPSは嫌いではありませんが、所々で急に歌い出すからちょっと鬱陶しいと感じたのが正直なところですね。
エンドロールでもどうせ歌うんだからそれまで静かにしててほしい…(笑)
でもきっとファンにとってはそれが、胸を熱くするのでしょう。
まとめ
作品について忌憚なく言えば「つまらなくはなかった」という感じでしょうか。お金や時間を損したとは思いませんが、特別面白い要素もなかったかな…
ただ作画に関しては本当に見事で、新宿の街並みや廃ビルのノスタルジックな雰囲気など、映像はたくさんの見所があります。あれだけ綺麗な風景の中をキャラクターが駆け回る様子は見入ってしまいます。
「天気の子」は良くも悪くも新海誠作品なので、新海誠監督のファンなら間違いなく楽しめると私は思います。観に行って損はありません。
ちなみにアニメーション監督なら私は今敏監督が大好きですね。すでにお亡くなりになられていますが、今監督の作品はほぼ全て観ているので、気になる方はぜひ一度そちらもチェックしてみてください。
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