今までずっと大手3キャリアのパケット通信量で使い続けてきましたが、高過ぎる携帯料金が嫌になり格安SIMへ乗り換えました。
端末(iPhone6)と回線(ソフトバンク)はそのままに、格安SIMの中でも人気が高いラインモバイルへ契約!
契約時の実際の流れや初期費用、事前に注意しておくべきことなど、格安SIMに全く詳しくない人でも分かるように流れを解説したいと思います。
それほどデータ通信量を使っていないのに、毎月高い携帯料金を支払っている人は本当に勿体無いことをしているので、ぜひ参考にしてみてください。
ラインモバイルへ乗り換えるまでの具体的な流れ
実際に私が契約した際の具体的な流れを解説します。状況としては、スマホ端末と回線は変更せず、家電量販店で契約する場合の流れになります。
店舗で契約する場合もウェブサイトから契約する場合も流れに大きな違いはなく、必要な書類を提出してプランなどを決めていくだけなので、それほど手続きは難しくありません。
難しい専門用語についても理解する必要はないので、とりあえず流れさえ分かれば誰でも問題なく契約できます。
1.MNP予約番号を取得する
電話番号を変えずにそのまま引き継ぎたい場合は、まず始めにMNP予約番号というものを取得しておく必要があります。
早速「MNP予約番号って何…?」と思われる方もいると思いますが、要は電話番号をそのままにするために必要な暗号程度とだけ覚えておけば大丈夫です。ちなみにモバイルナンバーポータビリティの略になります。
MNP番号は10桁の番号からなっており、「○○-○○○○-○○○○」という形で送られてきます。
取得する際は公式サイトに窓口の電話番号が載っているので、そこから取得したい旨を伝えますが、この時に3つ注意点があります。
1つ目は、もし他者の回線へ乗り換える場合、オペレーターの人に乗り換えを引き止められる可能性があります。絶対に乗り換える意思がある場合は頑として断りましょう。私の場合は回線が変わらなかったので、「今後ともよろしくお願いいたします」のみで終わりました。
2つ目は、MNP予約番号を取得するためには「契約時の暗証番号」が必要になります。これは忘れてしまっている人も多いかもしれないのでご注意ください。MNP予約番号を取得する前に契約時の書類を確認しておきましょう。
3つ目は、MNP予約番号には有効期限があります。有効期限は大手3キャリア共に15日となり、期限が失効した場合は再度取得する必要があります。また、発行には手数料で3,000円かかり、支払いは来月分に加算されます。
以上の注意点を踏まえた上で取得の手続きが完了すると、その後すぐにSMSでMNP予約番号が記載されたメッセージが届きます。実際に送られてきたメッセージは以下の通りです。
この番号が契約時に必要になります。
2.メールアドレスを用意する
契約後に携帯料金の請求メールを受け取るためのメールアドレスが必要になります。格安SIMはキャリアメールを使うことができないので、適当なフリーメール(Gmailなど)を取得しておくのが無難でしょう。
私は普段から使っているGmailを使いました。
3.料金プランを決めておく
事前にどの料金プランがいいのか決めておきます。ラインモバイルであればLINEフリー・コミュニケーションフリー・MUSIC+の3つから選びます。
私は最も月額料金が安いLINEフリーにしました。容量は1GBの音声通話SIMで、月額料金は1,200円です。
「容量1GBとか少なすぎ!」と思われるかもしれませんが、私は基本Wi-Fi環境下でしかスマホは使わないのでこれで問題ありません。
4.家電量販店またはウェブサイトから契約手続きをする
MNP予約番号・メールアドレス・料金プランの準備ができたら、ウェブサイトか家電量販店で契約手続きをします。
私がラインモバイルを契約したのは都内の即日受け渡しのヨドバシカメラになりますが、ヨドバシカメラは店舗により即日受け渡しが可能な店舗とそうでない店舗(エントリーパッケージのみ受け渡し)があるので、契約する際はどちらに該当するか調べておきましょう。
窓口でラインモバイルに乗り換えたい旨を伝えると、店員さんがタブレットを使って契約手続きを進めます。難しいことはないので店員さんの指示に従っていれば大丈夫です。
本人確認書類(身分証)を提示し、タブレットへ希望プランや住所など必要事項を記入していきますが、支払い方法に関しては注意が必要です。
ラインモバイルの支払い方法は「クレジット支払い」と「LINE Pay(ラインペイ)」の2つから選ぶことが可能で、クレジットカードの支払いは問題ないとして、ラインペイを希望する場合は事前にラインペイカードを取得しておく必要があります。
このラインペイカードは発行に2週間ほどかかるので、ラインペイを毎月の支払い方法にしたい場合は日にちに余裕を持って発行しておきましょう。MNP予約番号を取得してからラインペイの発行手続きすると、有効期限に間に合わなくなる可能性があるのでご注意ください。
一通り手続きが済んだら開通手続きに入ります。混み具合にもよりますが、開通されるまで30分程度かかるとのことなので、以下の予約IDが書かれた紙を受け取り適当に店内で待ちます。
時間になったら窓口へ行き、開通が終わっていればSIMカードの代金を支払う伝票を受け取り、窓口での手続きは全て終わりになります。
5.SIMカードを受け取り料金を支払う
支払い伝票をレジまで持って行き料金を支払います。SIMカードの代金は1円です。
手続きにかかる費用は翌月の携帯料金に全て加算されるので、当日かかるお金は1円のみになります。
6.SIMカードを差し替えてAPN設定をする
契約手続きを済ませて自宅へ戻ります。
マニュアルなどに一通り目を通し、早速SIMカードを取り出しましょう。
SIMピンや安全ピンを使って本体からSIMカードを取り出し、格安SIMと入れ替えてAPN設定を済ませれば、すぐに格安SIMスマホとして使うことができます。
また難しそうな用語として「APN設定」というのが出てきましたが、これはただ構成プロファイルをインストールするだけなので手順としては簡単です。
設定方法はIOSとAndroidで異なりますが、ラインモバイルの公式サイトに画像付きで設定の流れが紹介されているので、自分で設定する場合はそちらを見ながら設定しましょう。私も公式サイトに沿って設定しました。
もしも設定が不安な場合は、SIMカードの代金を支払った後に店員さんへ設定をお願いすることもできます。
注意点としては、この設定はWi-Fi環境下でしかできないので、自宅にWi-Fiがない場合は設定することができません。なのでその場合も、店舗のWi-Fiを使用して店員さんへお願いするのがいいでしょう。
どんな人が格安SIMに乗り換えるべきか
私の場合、パケット通信量の料金が高いSIMから格安SIMに変えたことはメリットしかありません。むしろなぜもっと早くから乗り換えなかったのか後悔しました。
以下の項目に該当する人は、すぐにでも格安SIMへ乗り換えることをおすすめします。
Wi-Fi環境下でしかあまり使わない
毎月それほどデータ通信量を使わないという人はいると思いますが、そういった人が毎月7,000円も10,000円も払っているのは損でしかありません。まさに私がそうでした。
乗り換え前は容量2GBで格安SIM前と1GBしか変わらないのに、毎月の携帯料金はおよそ8,000円です。どう考えてもそんなに支払うほどスマホなんて使っていません。本当に馬鹿馬鹿しい金額です。
ラインモバイルの最大容量は10GBですが、それでも毎月の料金は音声通話SIMで3,520円です。
そもそも容量なんてものはWi-Fi環境があればほとんど使うことはないので、私のように外で動画を見たりスマホゲームをしない人は月に1GBもあれば十分なんです。
それで料金はたったの1,200円ですからね。1,200円なんてちょっと高いランチを食べたのと同じですよ。支出にしたら誤差の範囲内です。
格安SIMに変えてから何一つ使い心地に変化はないのに、毎月の支払いがおよそ7分の1になりました。
とにかく毎月の支出を抑えたい
上で書いた内容と少々被りますが、毎月の支出を抑えたい人こそ格安SIMに乗り換えるべきです。仮に家族全員が格安SIMに変えるだけで、月の支出は相当抑えることができると思います。
生活に余裕がある人の中には携帯料金に数万円かけているような人もいますが、そうではなく毎月切り詰めて生活している人はこういったところから支出を減らしていきましょう。
更新月に要注意!違約金が発生する可能性
格安SIMへ乗り換える際の注意点として、自分の更新月がいつなのか知っておく必要があります。
ご存知の通り、携帯電話はどこのキャリアも2年縛りという本当に意味が分からない制約がありますが、この更新月によっては途中解約の扱いとなり違約金が発生してしまいます。
もし更新月をちょうど過ぎたばかりの場合はその分高額な違約金が発生しますが、それでも諦めて2年間また支払い続けるより、とっとと格安SIMへ乗り換えた方が結局のところ支出は抑えることができるので、違約金が発生しても乗り換えることをおすすめします。
更新月は各キャリアのマイページから確認することができるので見ておきましょう。
まとめ
格安SIMへ乗り換える前は色々と面倒くさそうだなぁと思っていましたが、いざ手続きをしてみるとその日の内にあっさり格安SIMにすることができました。
「存在は知ってるけどなんとなく躊躇している」という人は多いと思いますが、馬鹿高い携帯料金を抑えたいのであれば私は断然乗り換えることをおすすめします。
ラインモバイルに限らず、どの格安SIMでもネット上では色々なデメリットも挙げられていますが、これほど安くなるメリットに勝るデメリットはありません。
自分に合った格安SIMとプランを選び、毎月の支出を減らしましょう。実際に毎月の携帯料金がどれくらい安くなったのかは、以下の記事で書いています。
格安SIMにしたら携帯料金が毎月8,000円から○○円に!?驚愕の安さ