映画『テリファー』の真っ二つグロシーンやピエロがなぜ生きてるのかなど、やばいシーンやその正体について考察しました。
大のスプラッターホラー好きがどんな話で楽しめたのかガチ評価します。
スラッシャー系やB級映画が好きな人、あらすじが気になる人は参考にしてみてください。
管理人
映画『テリファー』とは?あらすじについて
映画『テリファー』は、アメリカで2016年に公開されたスラッシャー映画で、制作費10万ドル(日本円にすると当時の円相場で1,000万円ちょっと)と低予算ながら、しゃべらないピエロの不気味さや生々しい殺戮シーンが大きな話題になりました。
ネコ
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あらすじは、二人の女性「タラ」と「ドーン」がハロウィンの夜を満喫していると、物陰からピエロに扮した殺人鬼「アート・ザ・クラウン」が現れます。
ピエロの異様な雰囲気にタラは怪しく感じつつも、食事をするため近くの飲食店へ入る二人。
不気味なピエロも無言でついてきて近くの席に座りますが、ドーンはまったく気にしない様子でふざけてツーショットなどを撮ります。
二人が食事を済ませて車へ向かうと、ピエロは二人のいた飲食店で従業員を次々に襲撃。
二人は車に戻るとタイヤをパンクされていることに気づき、仕方なくタラは姉に電話をして迎えに来てもらうことにしました。
電話を切るとタラはトイレへ行きたくなり近くの建物へ入りますが、そこでピエロによる恐怖の殺戮ショーが始まるのだった…
テリファーの基本情報
タイトル | テリファー(Terrifier) |
ジャンル | ホラー/スラッシャー映画 |
製作 | アメリカ合衆国 |
監督 | デイミアン・レオーネ |
製作会社 | エピック・ピクチャーズ・グループ |
製作費 | $100,000 |
上映時間 | 86分 |
年齢制限 | R-18 |
公開日 | 2016年10月 |
テリファーを観た感想・評価!リアルな特殊メイクや小道具がすごい!ピエロの演技も◎
「ピエロ+殺人鬼」以外の情報は一切知らずにテリファーを観ましたが、個人的には思った以上に楽しめた映画でした。点数をつけるなら85点はつけたい。
この手のスプラッター映画やスラッシャー映画は散々観てきているので、「テリファーも他のとあんま変わらない感じかな〜」なんて思っていましたが、ピエロの演技といいリアリティの高い特殊メイクや小道具(特殊造型)に驚きました。
ピエロ役の人は映画の最後まで一言も言葉を発しないのですが、それがかなり不気味!ピエロが逃げ惑う人間から反撃をくらっても口を開けて叫ぶようなリアクションをするだけでセリフはないんですよ。それがシュールで面白かった(笑)
他にも、無意味に三輪車を漕いだり、パフパフ鳴らすラッパで煽ってきたり、ちょいちょいふざけるシーンがあるのも恐怖をさらに掻き立てる演出になっていて素晴らしいですね。
スプラッター映画はいかに人間のやられ方や遺体の様子を本物に近づけるかだと思っていますが、このクオリティがテリファーは抜群に良い!今まで観てきた映画の中でも群を抜いて手が込んだ小道具の数々だと思います。
私は明らかな作り物感があったり露骨なCGだと萎えてしまうのですが、テリファーは本当によくできていますよ。美術スタッフさんに拍手を送りたいレベルです。
そのクオリティの高さやグロすぎる描写もあってか、映画館では気分を悪くしたり嘔吐する人もいたとのことですが、それも納得の出来ではないでしょうか。ソウシリーズも好きだけどそれ以上かもしれない。
また、主人公がタラと思わせて、早々にタラも消されるのは意外性があり個人的に評価したい部分でした(なんなら主人公はタラのお姉ちゃん)
管理人
テリファーのグロシーン3選!女性真っ二つがやばい!
気分を害する人までいるテリファーですが、特にグロいシーンを3つご紹介します。
どんなシーンがあったか振り返りたい人もご覧ください。
ぶった切られる首
作中にはねずみ駆除業者の男性が登場しますが、その同僚らしき男性が後から建物に入ってきてターゲットになるシーンがあります。
登場からわずか2分くらいでピエロの餌食になるのですが、そのやられ方は後ろからピエロに頭を掴まれて首を刃物でぶった切られるというものでした。
多くのグロ系映画では同様のシーンがあれば犯人の手元や顔だけを映して、あとは音声に悲鳴をのせるような見せ方だと思いますが、テリファーではしっかり切断される様子を見せるのです!これがすごい!
正直「そんな簡単に片手で人の首いけるか?」とは思ってしまいますが、その辺はまぁグロを追求したのだと思いましょう。
上半身を剥ぎ取り自分の体に身につける
被害者の中には赤ちゃんの人形を本当の自分の子供だと思っている精神的にやばそうな女性も登場しますが、この女性のやられ方もグロくて、生きたまま胸部を剥ぎ取られるというものでした。
剥ぎ取るシーン自体はありませんが、剥ぎ取られた女性が死にかけて倒れているシーンや、ピエロがその剥ぎ取った胸部を首からかけて自分の体の一部のようにしているシーンがあります。
髪の長いカツラも被ってまるで自分が女性にでもなったかのように小躍りするシーンがこれまたシュールで、ピエロの狂気さを最大に表現したシーンの一つになっています。
逆さに吊るされた女性が真っ二つ
テリファーでもっともグロいシーンの一つが、タラの友人であるドーンが逆さに吊るされて真っ二つにされるシーンです。これがダントツでやばかった(笑)
タラが椅子に縛り付けられた状態で目を覚ますと、目の前にはピエロと布が被された何かがありますが、ピエロが布を剥がすと口の塞がれたドーンが逆さに吊るされています。
そしてその直後、ピエロはドーンの股から頭部に向かってノコギリで真っ二つに裂いていくのです!
ネコ
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ドーンは裂かれる途中で絶命し、タラはあまりの光景に必死にもがいてなんとか逃げようとしますが、タラもピエロの手によって帰らぬ人となりました。
テリファーの気まずいシーンについて
テリファーに気まずいシーンがあるか気になる人もいると思いますが、家族や恋人と観たら気まずいシーンとして唯一あるのがドーンの真っ二つにされるシーンです。
単純にグロいだけでは別に気まずくなることはありませんが、逆さに吊るされたドーンは衣服を身につけておらず全裸です。
胸部もしっかり映っているので、家族なんかと観たら気まずいシーンと言えるでしょう。
管理人
テリファーのピエロはなぜ生きてる?死なない設定は賛否分かれるか
ネタバレになりますが、ピエロはラストのシーンで警察に捕まる前に自身で銃口をくわえて撃ち抜きます。
警察は死亡したと思い遺体を安置所へ運び、その運ばれた先で鑑識係が遺体の様子を見ますが、遺体を包んだ袋のジッパーを下ろすとピエロは笑みを浮かべており、直後に室内の明かりが激しく点滅して鑑識もあたりを見回します。
再び遺体の方を振り返るとピエロに首を掴まれ、おそらく鑑識もやられてしまったであろう展開で終わりました(正確には生存者のシーンがあります)
このピエロが「実は生きていました〜」という展開について「ラストは死んだほうが人間の怖さがあって良かったのでは」なんて声も一部であり、個人的にも生きていなくてよかったかなぁとは少し思いました。
ネコ
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テリファーには続編の『テリファー 終わらない惨劇』がありますが、それを考えた結果だとしても、別にピエロが死亡したあとでもいくらでも続編は作れるのではないでしょうか。ちなみに私はまだ続編を観ていません。
ピエロがなぜ生きてるのか、その理由については作中で明確にはされておらず、真相は製作陣のみが知る状況となっています。
口コミでは「アートは人間ではなかった」「悪魔が乗り移っているからだ」などいろいろ憶測が飛び交っていますが、私の考察としては死亡したように見せかけた何かしらのトリックではないか…と思っています。つまりアートの正体はやはりサイコパスな人間であり、警察の目を欺くために細工を施していたのではないかと。
この「なぜ生きてるのか」問題について果たして続編で明らかになっているのか、アートは人間なのか悪魔なのか、気になる人はそのあたりも含めて続きを見る必要がありそうですね。
まとめ
映画『テリファー』の真っ二つグロシーンやピエロがなぜ生きてるのかなど、やばいシーンやその正体について考察しましたが、ただのスラッシャー映画と侮ることなかれ、これが想像以上に楽しめる映画でした。
今まで観たどの映画よりも本物に近いクオリティで再現した特殊メイクや小道具に圧巻です。ピエロの芝居も終始非常に不気味で、一言もしゃべらず次々と残虐に人間を狩る姿は狂気そのものでした。
ラストのシーンで自死したピエロ(アート)が理由もわからず生きていた設定には賛否あるようですが、個人的には非科学的な悪魔による超常現象で片付けてしまうとそこら辺のB級ファンタジー感が出てしまうので、やはりぶっ飛んだサイコパス人間であってほしいと思っています。
ダレるような余計なシーンもなく、ホラー好きなら一度は見てほしい作り込まれた作品ではないでしょうか。
管理人