映画「28週後…」の感想・考察!ウイルスパンデミックは想像以上の駄作だった!?

映画「28週後...」の感想・考察!ウイルスパンデミックは想像以上の駄作だった!?

2002年に公開されたウイルスパンデミック映画「28日後…」の続編と言われる「28週後…」を鑑賞したので感想・考察をしたいと思います。

はっきり言えば駄作!設定からストーリーまで個人的にはかなりお粗末なものに感じました。

ですがその中でも唯一評価できる点や見所なども挙げたいと思います。

※ネタバレを含むのでご注意ください。

映画「28週後…」のストーリー/あらすじ

まずはざっくりとですがストーリーを書くと、「RAGEウイルス」という感染すると理性を失い次々と人を襲う未知のウイルスを封じ込めようとするパニックムービーです。

映画「28週後...」の感想・考察!ウイルスパンデミックは想像以上の駄作だった!?

舞台はイギリス本土で、タイトルの28週後はウイルスに感染してから発症するまでの期間とかではなく、ウイルスの発生から最初の封じ込めにかかった日数が28週ということです。なのでメインの話はこの28週後からの話ということになります。

完全に封じ込めたと思ったウイルスでしたが、主人公家族の母親が発症しない感染者(保菌者)として見つかります。

映画「28週後...」の感想・考察!ウイルスパンデミックは想像以上の駄作だった!?

この母親を介して再びRAGEウイルスの感染が広まるというストーリーになっています。

映画「28週後…」を観た評価は100点満点なら20点

この映画に点数をつけるなら100点満点で20点です。

それだけ面白いと感じることができませんでした。ウイルスやゾンビなど、パンデミック映画は好きなのでちょっと期待していましたが残念でしたね。

まず何が残念かというと、設定が弱い。簡単に言えば「ただ感染したゾンビから逃げ惑っているだけ」でストーリー性は皆無です。RAGEウイルスについての掘り下げなども一切ありません。

ウイルスは感染者から噛まれたりすると感染するようになっているのですが、感染するのはいいとして発症が早すぎて違和感しかない。あまりにもリアリティに欠ける。

秒で理性を失ってゾンビ化するんですよ。バイオハザードですら感染してから発症するまでには多少の時間を要するのに。

そしてゾンビ化してからしっかり正常な人間だけを襲うようになります。

なぜ?(笑)

どうして感染者同士では襲い合わないのか、どうやって感染したかどうか判別して人間を襲っているのか。そういった説明も一切ありません。

もしかしたら前作である「28日後…」の方で何かしら説明があるのかもしれませんが、仮にあったとしても続編でもしっかり説明があるのは当たり前。そうでなければ前作ありきの作品になって視聴者は置いてけぼりです。

感染しても発症しなかった母親の設定も「先天的な免疫」という理由だけで片付けられているし、最初から最後までとにかくストーリーが浅すぎる。

ラストは主人公家族の子供二人(姉と弟)が逃げ切ることに成功しますが、弟が母親の先天的な免疫を受け継いでいるため発症しない感染者となってしまいます。

映画「28週後...」の感想・考察!ウイルスパンデミックは想像以上の駄作だった!?

そのため結局逃げ切ってもまたパンデミックが起きてしまうという結末になるのですが、特に盛り上がるシーンもなく最後までうーん…という映画でした。

ダメな点はストーリーだけではない

ダメな点はストーリーだけではなく他にもあります。

例えば、緊迫感や臨場感を出したいためかカメラワークが結構激しいのですが、どこで誰に何が起きているのか分かりづらい。暗いシーンだと尚更分からない。

映画「28週後...」の感想・考察!ウイルスパンデミックは想像以上の駄作だった!?

あと音量の大きいシーンと静かなシーンの差が激しい。ぼそぼそ喋ってたかと思うと、いきなり耳を劈くような音を出してくるので不快感を感じることがありました。

唯一評価できるのはキャストの「ローズ・バーン」がかわいい

ただそんな酷評する映画でも唯一評価できることがあります。それはスカーレット・ロス少佐役のローズ・バーンさんがとてもかわいいということです。かわいいというか美しいですね。

映画「28週後...」の感想・考察!ウイルスパンデミックは想像以上の駄作だった!?

ローズ・バーンさんはオーストラリアのシドニー出身の女優さんで1979年生まれです。

本作の役であるスカーレット・ロス少佐は米陸軍の主席医務官で、劇中で感染者に襲われて死亡してしまうのですが、銃で殴られて亡くなるため感染はせず、ゾンビ化するシーンもありません。

ストーリーがしょうもないだけにローズ・バーンさんの美しさが際立っており、この作品一番の見所と言っても過言ではないでしょう。

ローズ・バーンさんは「X-MEN」にも出演されていて、CIAの女性エージェント役として登場しています。そちらでもとても美しい姿と演技をされています。

まとめ

ウイルスパンデミック映画「28週後…」ですが、シンプルすぎるゾンビもので真新しさは一切ない映画でした。

タイトルに考察とあるようにストーリーについての考察もしようと思いましたが、そもそも考察する内容がありませんでした。

とにかく設定という設定がなさすぎる…ゾンビものとしてもインパクトが弱い印象です。

私はB級映画が好きでこの手の映画をよく観るのですが、設定要素は弱くてももっとこう絶望感と言いますか、モンスターパニックのように生存者が追い詰められていく様子が見たかった。

ローズ・バーンさんのファンが観る映画だと思います。