人気のチョコレートお菓子『スニッカーズ』が危ないと言われるのはなぜなのか、過去に起きたある事件が理由になっていることがわかりました。
一時期のスニッカーズが売ってない騒動も、このときの販売中止が原因としてあげられます。
スニッカーズが危ないと言われる理由について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
管理人
CMでも人気のチョコーレート菓子「スニッカーズ」とは
スニッカーズといえば日本はもちろんのこと、世界中で親しまれているロングセラー商品で、その年間総売上は20億ドル以上とも言われています。
海外ではハロウィンのお菓子としても定番
テレビでも度々有名人を起用したCMが放送され、「おなかがすいたらスニッカーズ!」や「ナッツぎっしり確かな満足!」のキャッチフレーズでも知られています。
スニッカーズはキャラメル・ピーナッツ・ヌガー(ソフトキャンディの一種)がチョコレートでコーティングされた棒状のチョコレート菓子で、濃厚でトロける甘みがクセになり、1本で腹持ちが良く食べ応えもあるのが特徴です。
私も大好きで子供のころからそれはもう食べまくってきました。もちろん今でも定期的に食べています。
濃厚なミルクチョコとキャラメルの甘み
コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、お菓子類を取り扱っているコーナーには必ずと言っていいくらい置いてありますが、そんな大人気菓子が「危ない」と言われることもあります…一体なぜなのか。
スニッカーズが危ないと言われる理由は「異物混入」
なぜスニッカーズが危ないと言われるのか、その理由は2022年5月ごろに起きたガラス片混入による自主回収発表があったからです。
このたび、「スニッカーズ® ピーナッツ シングル」の一部ロット製品におきまして、異物(ガラス片)が混入していたことが判明したため、安全性の確保を最優先とし、「スニッカーズ® ピーナッツ シングル」と同じ製造ラインで製造している製品をすべて自主回収させていただきます。
引用元:最新ニュースとプレスリリース
これがスニッカーズが危ないと言われるようになった真相です。
確かにチョコレート菓子を食べていてガラス片が入っていたら危ないに決まっています。仮にこれがもしも虫とかであれば、おそらく「スニッカーズ 気持ち悪い」とか「スニッカーズ 虫」で検索されるようになっていたでしょう。
一部ロット製品においてガラス片が混入していたことで「スニッカーズは危ないお菓子なの?」と広まるようになりました。
管理人
異物混入はどんな食品でもあり得る
とはいえ、製造工場で大量生産されている商品は必ず異物混入のトラブルがつきものです。
過去にもペヤングにゴキブリが混入して世間に衝撃を与えたニュースもありましたが(あの写真はショッキングだった…)、どれだけ安全に注意しても、100%未然に防ぐことなんてできません。言ってしまえばペヤングも運が悪かっただけです。
こういった異物混入があったからといって、それが内部の人間による意図的なものではない限り、「危険でやばい商品(企業)だ」なんて思ってしまうのは誤った考え方でしょう。
スニッカーズが売ってない理由は一時的な販売中止による影響
異物混入によりスニッカーズは一時販売中止となり、それによって「スニッカーズがどこにも売ってない!」とSNSやネット上でも話題になりました。
ピーナッツとヌガーの食感が良いアクセント
当たり前のようにあった人気お菓子が突然店頭から消えれば、なぜ売っていないのか騒がれるのも当然でしょう。異物混入のニュースを知らない人であればなおのこと事情がわかりません。
販売中止からおよそ10か月後には販売が再開され、普通に店頭で見かけるようになってきたことで「スニッカーズ 売ってない」の検索数も日を追うごとに減っていきました。
管理人
スニッカーズは体に悪いから危ない?カロリーや原材料からわかること
中には異物混入ではなく「単純に体に悪いお菓子だから危ないのでは?」と疑問を抱く人もあります。
ですが、スニッカーズはカロリーや原材料、栄養成分表を見ても、特に危険なお菓子ではないことがわかります。それぞれ見ていきましょう。
カロリー
もっとも売れている「スニッカーズ ピーナッツ シングル」のカロリーは1本あたり248kcalで、このサイズのお菓子にしてはちょっと多いくらいです。むしろ手軽にカロリー補給したいときには最適。
例として250kcalある食べ物を以下にいくつかあげてみましょう。
- うどん
- さばの味噌漬け
- くるみあんぱん
- クリームポタージュ
- ホットドッグ
- あんみつ
- 麻婆豆腐
スニッカーズは忙しいときにも片手で食べられる上、糖分補給したい場合にもおすすめです。
原材料
スニッカーズの原材料は以下のとおりです。
- 砂糖
- ピーナッツ
- 水あめ
- 脱脂粉乳
- ココアバター
- カカオマス
- 植物油脂
- 乳糖
- バターオイル
- 食塩
- 卵白(卵を含む)
- 乳化剤(大豆由来)
- 香料
これがスニッカーズの原材料ですが、ご覧のとおり食品添加物すらほとんど入っていません。どれもお菓子なら普通に入っているものばかりです。
とはいえもちろん砂糖がたっぷりなので、食べ過ぎれば糖尿病など生活習慣病のリスクはありますが、それはスニッカーズに限ったことではありません。
原材料を見てもスニッカーズが体に悪いとは言えないでしょう。
栄養成分表
スニッカーズ1本あたりの栄養成分表は以下のとおりです。
エネルギー | 248kcal |
たんぱく質 | 4.4g |
脂質 | 12.2g |
炭水化物 | 29.5g |
食塩相当量 | 0.3g |
1本食べるだけでそれなりに脂質と炭水化物があるので、食べ過ぎると良くないことがわかります。
ただ前述したようにサイズも小さくて携帯性に優れ、いつでも素早くカロリーを補給できるため、スニッカーズはサバイバル食として用いられることもあります。
管理人
スニッカーズは冷蔵庫で冷やしてはダメ!冷凍させるとまずくなる
スニッカーズはそのまま食べるのが基本ですが、中にはチョコレートだからと冷蔵庫あるいは冷凍庫で冷やそうと考える人もいるかもしれません。
しかしそれは…
管理人
保冷剤と一緒に冷凍したスニッカーズ
私も過去に一度試したことがありますが、何がまずいって、中のキャラメルが硬くなってしまうのがダメなんです!
チョコレートが冷えて硬くなる分にはいいのですが、せっかく柔らかくてとろみのあるキャラメルが硬くなると風味も台無しになります。さらにはピーナッツのしっとりした食感もなくなってまずくなる。
スニッカーズは冷やして美味しくなる要素はゼロなので、常温保存するようにしましょう(ただし室温が高いと常温でも溶けるので注意)
まとめ
スニッカーズが危ないと言われる理由について、2022年に起きたガラス片混入事件が原因で、それにより一時販売も中止され(約10か月)、ネット上では「スニッカーズ 売ってない」と困惑する人も続出しました。
お菓子としてはカロリー・原材料・栄養成分のどれを見ても危険なことはなく、すべて一般的なお菓子で使われているものと変わらないので安全です。
何より私自身子供のころから今に至るまで何本も食べてきましたが、特に体に異常が出るようなことも一切ありません。ただし当たり前ですが、一日に何本も食べるようなことは単純に生活習慣病のリスクがあるのでやめましょう。
スニッカーズは手軽にカロリー補給ができる美味しいお菓子なので、しばらく食べていなかった人もぜひ久しぶりに食べてみてはいかがでしょうか。
管理人